新卒採用活動が始まって、今、どんな面接をされていますか?
学生が目の前に座ったら、
いきなり質問スタート…
そして最後まで質問…
それは絶対にNGです!
そのような一方的に企業から質問をして進める面接は、すでに時代遅れ。
「超」売り手市場の今、学生にとって企業は選び放題です。
企業に選ばれる側ではなく、企業を選ぶ側になっています。
今すぐ見直しましょう。
今回は採用面接について、心がけてほしいポイントをお伝えします。
「学生との距離を縮める」面接を! そして「気になる会社」から「入りたい会社」に引き上げる
面接をする目的は、「いかに学生の本質を引き出すか」だと思います。
そして、その本質を見抜き、自社に適する人材かを判断する。
一方的に質問をするような面接では、学生も本来の自分を見せることは難しいのではないでしょうか。
学生との距離を縮められるような面接、そして話しやすい空間づくりが大切です。
そこで、学生との距離を縮められる関係をつくる面接のポイントを5つご紹介します。
【ポイント①】リアクション
必ずあいづちを打ちましょう。
「そうだね」「なるほど」「うんうん」「意外だね」など、きちんと聞いていることが伝わるようにすることが重要です。
うなずいたり、手でジェスチャーをつけたりするのもいいですね。
【ポイント②】姿勢
相手が壁を感じるような姿勢はNGです。
腕を組んだり、足を組んだり、のけぞったり…
話している側は距離を感じるかもしれません。
むしろ、前のめり気味で話を聞くくらいでもいいかもしれません。
【ポイント③】目線
基本、話している相手を見ましょう。
話は聞いているし、あいづちもしているけれど、ずっと手元の資料を見ている…なんてことのないように気をつけたいですね。
【ポイント④】特別感のある話題や質問
学生が話しやすくなる話題や、うれしくなるような質問をすると、ぐっと距離が縮まるでしょう。
レベルが高いなと感じた学生には、「今の話、おもしろいね。ではこんな場合はどう思う?」など、さらにつっこんだ話を聞いてみる。
あいづちのあと、「なるほど、その話もう少し詳しく聞きたいな」など、踏み込んだ質問をされることで、学生は自分の話をしっかり聞いてくれているんだと喜びを感じ、話しやすくなるでしょう。
【ポイント⑤】フリータイム
自分らしさを出せないまま面接を終える学生もいます。
そこで学生が何でも話せる時間を設けましょう。
最後に「何か聞きたいことあるかな」「話しておきたいことあったら聞くよ」という、学生の話すチャンスを作ることで、話しやすくなると思います。
また、積極性やコミュニケーション力も見ることができます。
いかがでしょうか。
ここでご紹介したポイントを今一度押さえていただいて、いい採用活動につながればと思います。
面接に来る学生も、前までは「入社」を希望している場合が多かったですが、今は「ちょっと興味を持ったから」という場合も多くなってきているでしょう。
「気になる会社」から「入りたい会社」に引き上げるための面接にしたいですね。