2021年卒の採用活動は、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、さまざま工夫をしながら行っていると思います。
例年、採用活動も大詰めになると、一番気にするのは、内定・選考学生さんの『辞退』ではないでしょうか。
そこで今回は、ザメディアジョンの新卒サポートチームであるアウトソーシング課が、過去に受けた辞退連絡の内容をもとに、見えたことをお伝えします。
辞退の時期によって、辞退理由は変化する
アウトソーシング課のお客様の電話回線にも、残念ながら内定・選考を辞退したいという学生さんからの連絡が入ってきます。
今回は昨年の2020年卒採用活動3月~5月頃の情報をもとにお話ししますが、例年同じような傾向にあります。
3月はまずいろいろな企業を見学しようという学生が多いのか、“企業との相性不一致”や“希望職種の変更”といった辞退理由が目立ちます。
また4月から5月にかけては“他社内定”による内定・選考辞退が急激に増えます。
内定・選考辞退の理由の中に、採用活動成功のヒントがある!
これらの内定・選考辞退の理由は、今後の採用を見直すのにとても役立つ情報となります。
例えば、「企業との相性不一致」で辞退する学生が多いなら、どのような面に不一致を感じたのかを聞くことが大切です!雰囲気が合わないならその雰囲気に合った学生を呼び込み、面接の形式に問題があったなら修正しましょう。
そして「他社内定」や「希望職種の変更」で辞退する学生が多いなら、業種や企業名を聞いてライバルとなる業界を把握する、などいろいろと考えることができます。
選考辞退の理由は、学生から見た企業の課題を見つけ出すことができ、今後の採用活動にも、企業のブランディングや風土づくりにも参考になる情報です。
内定・選考を辞退した学生にかけた時間や手間を無駄にせず、有効活用するためにも、選考辞退の理由をヒアリングして、今後の採用にいかしましょう。