【採用担当者向け】「あきらめたら、そこで試合終了だよ」はもはやNG!? 学生と距離を縮められるマンガはコレだ!

こんにちは。新卒採用コンサルタントの高濱です。

今回は、「最近、学生とどうも会話が盛り上がらない。距離感をどう縮めればいいのかわからない・・・」

そんなお悩みをもつ、ちょっとベテランの人事・採用担当者の方向けに役立つ情報を書いてみました。

■スラムダンクの安西先生の、あの名言はもはや通じない!?

みなさん、この言葉は、ご存知でしょうか!?

「あきらめたらそこで試合終了だよ」

そうです。週刊少年ジャンプで連載されていた不朽の名作マンガ「スラムダンク」に登場する、

安西先生(主人公・桜木花道が在籍する湘北高校バスケットボール部監督)の名言です。

試合終了間際、もう負けだ・・・と力尽きそうになっていたコート上の三井寿に安西先生はこの言葉をかけ、

その言葉通り三井は最後まであきらめることなくボールを追い続け、

残り時間わずかに大逆転のシュートを決め、優勝の栄冠を手にしました。

バスケ好きに限らず、多くの人たちに感動を巻き起こしたスラムダンクの代表的な名シーンです。

30代以上であり、マンガ嫌いではない人なら、ほとんどの人が知っている言葉でしょう。

だから仕事で壁にぶつかったとき、

みなさんも上司や先輩からこの言葉をかけられた経験があるかと思います。

逆に、部下・後輩に声をかけ、激励したこともあるかもしれません。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」と。

しかし、そのノリで、この言葉を内定者(新入社員)を激励するときに使ってませんか?

この言葉をかける意味は、声をかける方も、かけられる方も、

「スラムダンク」のある名シーンだ、とお互いに知っていることで、意味が出てきます。

「そうだ、あの三井が、高校生になって不良になったけど、

そしてマヌケなロン毛になってしまった三井だけど、この言葉を思い出して、

不良をやめてバスケ部に戻ったあの名シーンだ」

上司も部下も、そんな共通認識があることで「あきらめてはいけない」という激励とともに、

二人の距離感が縮まり、コミュニケーションがさらに深くなる。

この名言には、そんな効用がこれまではありました。

しかし、今の学生、若い人にこの言葉をかけたとしましょう。。。

ぽかーーーーん…という反応しか返ってきません。

「左手はそえるだけ」なんて、もってのほかです。

「天才だから大丈夫」なんて言ったら、頭が足りないと思われます。

「クリリンのことか!」(同誌「ドラゴンボール」)もアウトです。

いや、これは以前からマニアックすぎかもしれません。

現実的な数字で、分かってくれるのは2割~3割くらいでしょうか。

「スラムダンク」「ドラゴンボール」「るろうに剣心」「幽★遊★白書」「キャプテン翼」あたりは、

もはや残念ながら今の学生には通じません。

■今の学生、若い人のハートをつかむための必読漫画はコレです

今の学生に熱く伝えたいなら、「使える」マンガはズバリ・・・!

「ONE PIECE」、そして「NARUTO」です。

この二つのマンガなら学生のうなづき度が大きく変わります。名言も多々あります。

このことに気付いた私は、読んだことのなかった「NARUTO」を全巻読みました(笑)。

72巻、がんばりました!

(もちろん、続編の「BORUTO」もしっかり拝読いたしております)

個人的には「HUNTER×HUNTER」も入れたいところですが、賛否両論あるので避けた方が無難かもしれません。

その他、学生がよく読んでいると感じる漫画は、

「あひるの空」(週刊少年マガジン連載のバスケ漫画)

「おおきく振りかぶって」(月刊アフタヌーン連載の野球漫画)

「君に届け」(別冊マーガレット連載の青春恋愛漫画)

「ハイキュー」(週刊少年ジャンプ連載のバレーボール漫画)

「進撃の巨人」(別冊少年マガジン連載のファンタジーバトル漫画)

共通の話題があると、学生も心を開きやすいもの。

マンガであれば、「この大人は気軽に話せる人かも」と思ってくれます。

ただし、常識は時代が変われば変わるもの。

自分が知ってると思っている漫画ネタが通じる…という思い込みは外さないといけません。

こちらから歩み寄って、学生世代のスタンダード漫画を読んでみるのもいいですね。

(とは言いつつも、「めぞん一刻」あたりで学生と話が盛り上がることもあるので、なかなか分からないものです)

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