これまで、さまざまな採用サイトを紹介してきましたが、
「いったいどれくらいの会社が自社の採用サイトを持っているの?」
「マイナビやリクナビなどの採用情報サイトに掲載しているだけの会社がほとんどなのでは?」
と疑問に思っている方もいると思います。
昨年に続き、今年もマイナビ2019に掲載している企業のうち、広島に本社がある企業(2018年6月末時点)を対象に
□採用サイトを持っているかどうか
□持っていないところは企業のホームページでどのような採用情報を発信しているのか
を、調べました。
そしてマイナビ2018とマイナビ2019を比較した結果、採用サイト保持率が上がっていることがわかりました。
採用サイト保持率は3割弱! 採用サイトを持つ企業は前年より増えている。
マイナビ2019では、広島に本社がある企業503社中、採用サイトを持っている企業は138社で、全体の27.4%でした。
マイナビ2018では20.9%だったので、6.5%上昇しています。
増えてはいますが、採用サイトを持っている企業はまだ少数派。他社より一歩リードできているとも言えそうです。
今の時代、学生が採用活動する際にインターネットでホームページを検索することは、ほぼ間違いないです。
そのとき採用専用のサイトがあるのとないのでは、印象も違うと思います。
採用サイトを持つことは「豊富な情報を提供できる」「会社への理解を深めてもらえる」というメリットがあり、学生へ会社のことをよりアピールできるでしょう。
興味を持っている学生が自社の採用サイトを見て、会社に対するミスマッチを減らし理解してから応募することで、質の向上も見込めますね。
採用情報をテキスト形式中心で掲載している企業は、昨年と同じく半数近い!
では、自社の採用サイトを持っていない企業は、どのように採用情報を発信しているのでしょうか。
企業のホームページでどのように採用情報が掲載されているのか、大きく4つのパターンに分けて調べました。
1、写真やイラストを複数使って、見やすくおもしろく掲載
2、写真は少なくテキスト形式中心。または募集要項のみを掲載
3、具体的な情報は掲載せず、マイナビやリクナビへのリンク表示のみ
4、ホームページには採用情報の掲載はなし
結果、一番多かったのは、「2、写真は少なくテキスト形式中心。または募集要項のみを掲載」で、46.0%でした。
ちなみに昨年は44.2%だったので、1.8%増えています。
いずれにしても半数弱の企業が、テキスト形式中心で掲載しているということですね。
企業のホームページでも、写真やイラストをたくさん使って情報を伝えている企業はまだ多くないようです。
写真やイラストを多く使うという点では、全体の約45%が当てはまる。
採用サイトがある企業とない企業をまとめると、以下のような割合になりました。
採用サイトをもつ企業と、企業のホームページで写真やイラストを複数使って見やすくおもしろく掲載している企業を合わせると、全体の45.7%を占めています。
昨年の40.5%から5.2%増え、半数以上になる日も近そうです。
写真やイラストなどを多く使って採用情報を発信する企業が過半数になる前に、自社の採用サイトを持って、出遅れないようにしたいですね。