近年の採用面接では、仕事のやりがいよりも、働きやすさに関する学生からの質問が多いようです。
たとえば、残業のこと、産休育休のことなどがあげられます。
そもそも「働きやすさ」とは、どんなことでしょう。
今回は、「働きやすさ」として評価されるポイントについて考えてみたいと思います。
個人の価値観によって左右されることもありますが、一般的に多くの社員に「働きやすい」と感じる7つのポイントをご紹介します。
1.労働時間が適正で、休みがきちんととれる
「働きやすさ」に関する調査結果を調べると、たいてい上位にくるのが労働時間・休日に関するものです。
過剰な残業が当たり前になっていないか、休日出勤があった場合は代休がきちんととれるかなどが、最も気になるところのようです。
2.人間関係がよく、意見を言いやすい環境
上下関係にとらわれず、質問や意見が言いやすいということも、「働きやすい」と感じるポイント。
思ったことがあっても若手の自分の意見は聞いてもらえない、質問事項や確認したいことがあっても“聞かないでオーラ”が出ていてなかなか聞けない、という状況では、やはり仕事しにくいですよね。
3.福利厚生がしっかりしている
どんな福利厚生があるのかということも就職活動する学生がよく気にするところですね。
特に、女性であれば産休育休制度、自ら勉強してキャリアアップしていきたい人にとって教育支援制度などは、「働きやすい会社」かどうかを見極める条件になってくるでしょう。
4.評価が公正である
たとえば、
“同僚と同じような結果を残しているはずなのに、上司の部下に対する好き嫌いで評価に差が出ている”
”提案する場はあっても、それは建前。実際若手の意見が通ることはないから言うだけ無駄”
そんな風に感じる環境では、仕事に対する意欲はなくなってしまうと思いませんか。
きちんと公正に評価されていると感じることは、自然と意欲的ながんばりにもつながり、働きやすい雰囲気になってくるでしょう。
5.会社のビジョン・経営戦略が明確で、ぶれていない
会社の進むべき方向が定まってないと、働く社員は不安になります。
目標に向かって取り組んできたのに、途中で「今度はこれはどうか」「やっぱりこっちの方向で」などとぶれていると、仕事がしにくく感じ「働きやすさ」からは遠のいていきそうです。
6.オフィスがキレイである
単純ですが、やはりキレイな会社で働くと、気持ちも明るくなりますよね。
仕事の効率も自然と上がりそうです。
いかがですか。
人それぞれ働きやすさに求めるものは違いますが、上記に挙げた項目は多くの方が共感できるところではないでしょうか。
「働きやすさ」を重要視する学生が増えている今、このポイントをいかにうまく伝えるかが大切になってきますね。