マイナビ2018に掲載している企業のうち、広島に本社がある企業446社(2017年6月末時点)を対象に、採用情報の掲載方法を調査した結果、約2割の企業が採用サイトを持っていることがわかりました。
ここである疑問が浮かびました。
「採用サイトをもつ企業はその中で情報を多く掲載しているため、マイナビへの情報はシンプルなのだろうか。また、ホームページで募集要項のみ掲載している企業は、マイナビでの情報掲載を充実させているのかもしれない」
今回は、この疑問を解くため、採用情報の掲載方法とマイナビでの情報量の関係性について調べました。
採用サイトを持つ企業はマイナビへの掲載情報も豊富。シンプルな採用情報企業はマイナビ掲載情報も少なめ。
結論からいうと、冒頭の予想は外れていました。
採用サイトを持つ企業や、ホームページ内で写真やイラストを使って工夫を凝らしている企業のほうが、マイナビへの掲載情報量が多かったのです。
つまり、マイナビで基本情報や説明会・セミナー情報のみを載せている企業は、ホームページでもシンプルな採用情報。
これはもったいないですね!
マイナビを見ても、企業のホームページを見ても、基本情報や募集要項が載っているだけ。
もっと会社のこと、仕事のこと、社員のことを知りたいと思っている学生をみすみす逃しているかも。
今こそ他社と差をつけるチャンスです!
マイナビ内の情報もホームページ内の採用情報もシンプルという企業が意外にも多いので、採用サイトでしっかりした情報発信をすることで、一歩も二歩もリードすることができそうです。
目にとめ、興味を示す学生を増やすことにもつながりますね。
そしてしっかりと企業研究してきた学生は、企業が求めている人物像とのミスマッチを防ぎ、いい人財獲得につながるでしょう。
この機会に、自社の採用情報がどのように学生の目にうつっているのか、しっかり魅力を伝えられているのか、見直してみませんか。
以下に分析結果を添付しています。
1~5の掲載方法の分類ごとに、マイナビの情報タブ数がいくつあるのかを調べ、情報タブが2以上のある企業がどれくらいなのかを比較しました。
<マイナビ情報タブ数2以上の割合>
1、採用サイト保有企業・・・37.7%
2、写真やイラスト複数使っている企業・・・38%
3、テキスト形式の文章や募集要項の表のみの企業・・・19.8%
4、マイナビやリクナビへのリンク表示のみの企業・・・30.9%
5、ホームページには採用情報の掲載がない企業・・・19.1%
※2~5は、採用サイトを持っていない企業がホームページ内で採用情報をどのように掲載しているかを表しています。
マイナビ2018情報タブの種類は、以下の7種類。
「会社概要」と「採用データ」は基本どの企業も掲載しているので、これらを基本情報とし、それにいくつの情報タブが付加されているかを調べた結果です。