なぜ、新卒採用に力を入れた方がいいのか? デメリットは?【新卒採用成功事例も紹介】

日本企業の多くは、新卒採用を取り入れています。ここであらためて、なぜ新卒採用をしているのか、そのメリットについて考えていきます。

■現在~将来の労働市場はどうなる?

まずは現状の労働市場についてです。「日本の生産年齢人口の予測」資料をご覧ください 。コチラは厚生労働省「令和3年版厚生労働白書 資料編」から抜粋してつくった資料です。生産年齢人口とは15 歳~ 65 歳の生産活動の中心にいる人口層のことです。

▲ザメディアジョンHR「新卒採用支援サービスBOOK」より

この資料の通り、現在の日本は少子高齢化が進み、労働人口は毎年減少しているのが実態です。

2016 年の労働力人口は 6648 万人でしたが、 2020 年に 6404 万人に減り、2030 年に 5880 万人、 2040 年に 5268 万人と予想されています(みずほ総合研究所発表より)。

日本の採用市場は将来に渡って、毎年困難になることがもはや必然です。

そうした労働市場が見えている中、10年後、 20 年後も強い会社を実現したいするためには、定期的な新卒採用をベースにした人財戦略が重要です。いまのうちに定期的な新卒採用をしておかなければ、10年後、20代社員がいない会社になってしまう可能性があります。

■新卒採用のデメリットについて。

とはいえ、新卒採用にはデメリットがあります。ここでまとめてみました。

▲ザメディアジョンHR「新卒採用支援サービスBOOK」より

デメリット01) 戦力になるまで時間がかかる。

入社前まで学生だったため、新卒者はビジネスマナーから教育する必要があり、戦力化するまで時間はかかります。

デメリット02) 採用活動に時間・手間がかかる。

早期インターンシップから採用広報、会社説明会、選考・面接、内定フォローなど採用活動には膨大な時間と手間がかかります。

デメリット03)内定辞退が起きる。

長い採用活動の最終局面で内定を出しても辞退されることがあります。他社の内定辞退を強要できないため、リスクがあります。

デメリット04) ミスマッチによる早期退職の恐れがある。

新卒入社3年以内の離職率は約30%。社会人経験がないため、「自分にこの会社は向いていない」と考えてしまう傾向もあります。

デメリット05) せっかく挑んでも1人も採用できない危険も!

長い採用活動の最終局面で内定を出しても辞退されることがあります。他社の内定辞退を強要できないため、リスクがあります。

■新卒採用のメリット、それは新卒採用とその活動で会社が大きく変わるからです! 

これらのデメリットを見てどうでしょうか。しかし、たとえそれらのデメリットがあろうとも、新卒採用とその活動は、会社に大きな価値を生み出します。

メリット01) 強い会社づくりの土台ができる。

毎年、新卒採用することで安定的に人財確保ができ、社員の年齢に偏りがない組織づくりができます。そのため、中長期的な視点で新しい事業展開を計画できたり、経営戦略が立てられる会社に変わることができます。新しい挑戦をするには、まずは人財が必要です。

メリット02) 会社の雰囲気が活性化する。

毎年4月に若くフレッシュな新卒が入ることで、会社は自然に明るくなって活性化されます。入社2年目の人たちは、1つ下の後輩たちに刺激を受けながら一気に成長していきます。若い感性を生かせば、事業展開に大きく貢献するきっかけにもなります。

メリット03) 価値観・理念のそろった会社になる。

予想のつかない激変の時代、企業は全社員が同じ方向に向かって全力で事業に取り組まなければ、一気に淘汰されます。新卒は他社を知らないため、自社の価値観や文化、仕事の進め方を浸透させやすいのが特徴。同じ価値観を共有することで全社は一丸となり、強い会社づくりに向かっていけます。

メリット04) 中小企業でも低予算で人財採用できる。

優秀な人財を中途市場で採用するためには、大きな広告予算や紹介マージンがかかります。しかも即戦力人財であれば、人件費は新卒よりもかなり高騰します。新卒者は入社すぐの戦力化は難しいですが、数年後には中途ではまず採用できないような優秀な人財に育てることができます。

メリット05) 強い会社づくりを加速させる。

中小企業が新卒者に選ばれるには、社長が強く決断し、全社一丸で新卒採用に挑む必要があります。その活動を通して、会社の強み、将来のビジョンやミッションを見直したり、新入社員教育や労働環境を整えたりするきっかけ(せざるを得ない状況)になり、強い会社づくりの一歩を踏み出すことができます。

■新卒採用に取り組むメリットは、人手不足の解消だけではありません。

新卒採用とその活動で、会社は劇的に変わっていきます。今後、確実に生産性人口が激減することがわかっている中、いまのうちに定期的な新卒採用に取り組むことは企業の存亡に関わってくる課題です。新卒採用によって将来的な人手不足の不安が解消され、同時に大きなメリットが生まれます。そのメリットとは、会社を大きく変える力が生まれることです。中途の即戦力採用にもメリットがありますが、新卒採用ならではのメリットは想像以上の結果が期待できます。

▲ザメディアジョンHR「新卒採用支援サービスBOOK」より

未来に向けた新卒採用活動への取り組みにより、さまざまな好影響が生まれ、一気に強い会社づくりを加速させます。

みなさんの会社も10年後、20年後も強い会社であるために、いまのうちから新卒採用に取り組んでおくことをおすすめします。

■新卒採用で会社が変わった事例を紹介

新卒採用支援サービスを全国で取り組んでいる株式会社ザメディアジョンHRの事例を紹介します。

コチラは鳥取県米子市の生コンクリート製造販売会社の新卒採用事例です。

次に広島県尾道市のスナック珍味製造会社の新卒採用事例です。

コチラは東京都の車検・修理会社の新卒採用事例です。

社長が本気になり、全社一丸となって新卒採用に取り組むことで、いい若い人財と出会えることができます。